あきもせず

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テニミュ4th関東氷帝を初代氷帝ファンが観に行った感想

関東氷帝テニミュを観に行った話

筆者スペック

・原作既読(大昔)記憶曖昧

・初代氷帝推し

そこら辺でド沼にハマり、空耳世代。何なら初代氷キャス以外は見れなかった。るいるい推し

2nd 3thはかるーくキャストや歌は知っている程度で、しっかり観たことはない

氷帝推しであり、向日岳人が一番好き

人生で唯一リア恋になったのがガクト様である

・今回、実際にテニミュを生で観るのは人生初

 

最近のテニミュに関しては全く知らない、4thからは新たな挑戦をすると聞きました(めちゃ軽い認識)

事前情報ゼロでみた、率直な感想を残しておきます。初代の亡霊と化している部分もあるので、何が正解の解釈とかもわからず意見が偏っている可能性しかないです。

間違っているところや補足したいところがあれば、コメントを優しくいただけると大変ありがたいです。

 

気になったところ

・曲の印象が残らない

これが一番気になったかもしれなくて、いろんなところに影響を及ぼしている気もする….今までのキャッチ―な感じを求めて行ってしまってはいけない(笑) これがやりたかった新しいテニミュなのか…

かなりカッコイイ寄りのテイストになっていて、素人の私(あまり耳もよくない)からすると、大体似たような感じに聞こえてしまい歌詞を覚えてる曲がほぼない…

山吹や岳人、ジローのような手拍子系の楽しい曲は記憶にあるのだが、それ以外がなかなか厳しい…

肝心の手塚vs跡部や日吉vsリョーマのところもあんまり…歌がうまいなとは覚えてるんだけどな…

 

・学校としてのチーム感があまりない

上記に派生して、全体曲があまり覚えられていないせいか、学校としてのチーム感があまりないように感じてしまった。

特に「氷帝」のカラーがほとんど消えてしまったことがショック(私だけそう感じていたならすみません)

今までは「エンペラー」「氷のほにゃらら」「復讐/リベンジ(全国氷帝)」みたいなわかりやすい学校のカラーがあったのに、全体曲の印象が薄いのも相まって学校としてぼんやりした印象…チームとしてのまとまりがないに尽きるかも。

結局「氷帝跡部」でしかなくなってしまって、今までもそうだったけど、何かが違う~~~~もの足りない~~~!!!すごいもやもやしました。精鋭感が薄かったのかな。

わりと主人公たちの最大のライバルとして、高飛車な態度でややヒール感があるのが”氷帝”だったので、それが薄くなった。何なら比嘉中より薄い…(笑)

 

・勝ち負けへのこだわり

氷帝のカラーがぼやけたことにより、そんなに勝ちたいのか?負けたくないのか?という部分においての意志が見えずらかった。口ではそういってるけどさ… 今までは各ソロの間でも相手を煽ったりやりあう場面が多かったのに、今回は丸くまとまってしまっているというか、全体的に”真面目”な印象を受けた。ソロが、それぞれのキャラの個性の説明に近いので、「熱量」が伝わりにくいかも。今までのミュが熾烈だったのかな(笑) そのせいで、勝った・負けたへの勝敗がついた時に感情が揺れない…正直どちらにも感情移入しにくい。両校共にバチバチしてないんだよね…

 

・内心に「全国」があるのが透ける

ここら辺で、どうもメタ的に「全国がある」という前提の下で作られているような気がしてならない。3年引退がかかっている試合に負けて、直後に寿司パーティーにはならない、絶対に(笑)間違いのない解釈違い表現NO.1

そもそもだが、氷帝は関東の時点ではそんなに仲の良い学校という認識ではないはず。レギュラー争いが激しく、冷酷に行われているし、わりと弱肉強食てきな、馴れ合いの描写が少ない学校だと思う。

それこそ全国に進むにつれてより内面が見えてきて、結束力がわかりやすくなってくるんだよね。

だからいろんな意味で寿司は解釈違いである。

 

・てゆーか寿司が好きすぎる

お笑いパートがあるのはいいんだけど、寿司をメインにもってくる時間が長すぎる!!(笑) タカさんの親父フォーカスがすごい!

てか休憩時間中にやるのはひどすぎるよ~~トイレ間に合わなくて見れなかった人いっぱいいるんじゃ?自分もかなーりギリギリで、普通に20分休憩が欲しかったなと心底思いました。

 

・てゆーか立川ガーデンステージがつらい

今回は1階の左右上下どこからみても真ん中のような場所に入りました。結構いい席だったんじゃ…!?しかしど真ん中すぎて、前の人の頭に隠れてステージセンターが見えない!!!これはまじで!なんで前後列で席交互じゃねーんだ…!!!一応後ろにいくにつれ斜めに高さがでてくるが、ほとんど見え方に影響なくてだだ被りでした(笑)

頭の位置移動したい気持ちもあったけど、後ろの人も同じ状況だと思うと頭フラフラさせることもあまりできず、最小限に留め全体はあきらめて向日のみを一心不乱に見つめました。ぶっちゃけ、跡部・手塚・リョーマあたりのよく真ん中にくる人達が全然みえない(笑)

そんな感じの列だったので、よくみてると前に座っているお姉さんが誰をウォッチングしているかがよくわかりました。長太郎です(笑)頭の向きで、大体のことがわかる…私もそう思われてたかも

なので、氷帝が縦位一列並びになるとお姉さんの頭で全然前が見れなくなってしまい、もはや何も見れないみたいなことが何度かありました。どうしたんだガーデンステージ(怒)新しめの会場というのに…がんばれ

通路近くの席だったので、ジローやゆうし、大石が近くで観れてうれC

 

・日吉vsリョーマ

話がちょっと戻ってきますが、最後にこれだけは入れたい…リョーマの主人公としての存在感・意義が薄すぎる…今までは「あいつこそが~」とか、冠曲が最高だったので、あくまでやっぱり主人公だし、青学の柱を背負うに値する逸材だというのがドカーンと入ってくるんですよね(皆の心に)

それがもう全然伝わらない!!調子がいい事だけわかる!ベストコンディション!彼は「プリンスオブテニス」をしょっているんです。この試合以外の曲で「we are プリンスオブテニス」と言われてて(ニュアンス)、衝撃でしたし、ちゃうねんと、リョーマだけなんよそれはと。。。

そのリョーマと良い勝負をしている日吉の印象もめちゃくちゃ薄くなってしまってショック…古武術の紹介しかないんじゃ!?今後氷帝を背負っていくというのに

 

良かった点

向日岳人がめっちゃよかった

まず動きがかわいいしぴょんぴょんしてた!アクロバットも上手だし(重要)、ダンスが上手いということが一目で分かって嬉しかった!(ちなみに菊丸にもダンスが上手いんだろうなと思えて嬉しかった。個人的には、岳人・菊丸・ジローはダンスに秀でてほしい…もちろん皆上手でレベル高いですが!)

忍足との身長差もツボ!隣にいる姿が多くて、滝とか幼なじみとの絡みも本当に嬉しかった!岳人ってめちゃくちゃ可愛いんですけど、本人は意図してカワイイことをやってないんです。読者が周りが可愛いと認識しているだけで、本人はあくまでカッコイイ・男前路線を意識してる子なんですよ。なので、テニミュであざとすぎたり、弱々しいっぽい演技があると違うだろ~~~と脊髄反射で思います。もうこれは止められない。※本当に個人的な見解です(余談ですが、るいと岳人はかなり原作よりで、プライドの高さや頑固さ、やや人見知りな感じのバランスが上手でした! みんな孫のように可愛いと思ってたけど)

ソロ曲もオシャレで少し大人めテイストで最高だった!バックダンサー引き連れて踊ってる姿が本当にキラキラでまぶしくて、感情大爆発!!!!(岳人オタは露出になれていない)「勝つんは~」がなくなって寂しいしペア曲はほしかったけど。とにかく岳人の出来が素晴らしいので大満足 ガチ恋の気持ちを取り戻し、ときめきキュンキュンをありがとう。

 

さらに試合前の日吉にかける言葉で「お前なら大丈夫だと思うけど、絶対勝て!」っていってたのがそんな気遣いのある子だっけ!?と思った。いやあるだろうけど!これなら日吉もペア組むかもな~と全国へのよい伏線を勝手に感じた(笑)

伏線といえば、体力がなくなった時はだれか突っ込んでくれーーー!とも思った(笑)全国への伏線なので誰かそこに触れてくれや…

疲れてるのみて泣きそうになりました。ゆうし、いつもありがとうな(泣)項垂れてるのみて辛かったけど、真剣勝負をちゃんとやりきれた眩しさを感じる。これがテニプリのいいところや

菊丸との絡みも可愛かった!!!アドリブが多いと嬉しい

 

・全体的にレベルが高い

ダンスも歌もお芝居も本当レベルが高いですね。すべてがそつなくこなせる。平均の能力値たけ~!さらに、アニメのボイスに声が似てる子が多いんじゃないかな?と色んな場面で思った!

跡部も歌唱力で殴ってくるタイプの跡部でしたね。あれで場を掌握するのはすごい!

 

総評

全体として、もやる場面が多くて何でだろうかと考えたんですが、主張・意志が伝わりずらく、中途半端な描写が多いのかもしれないです

引退がかかっている最大のライバルとのギリギリの戦い、それに伴うチームのTOPである部長同士の負けられない戦い、さらには青学の柱になっていくリョーマなどここら辺の描写がイマイチやりきれてないと考えます。

それは、歌の歌詞にあまり反映されてない(自分の印象に残っていない)というのが直接的な原因かなと…ある程度キャッチーさやストレートな歌じゃないと覚えられないですね。ミュージカルなので、歌でいかに伝えられるかは重要ですし

 

ゴールデンコンビの冒頭の喧嘩も、「あれっ大石そんな人だっけ!?」と思ったりしました。(あまり記憶がない私のせいかも)

ささやかな解釈違いがちりつもになるのも全体の不信感につながるので

私は解釈違いというより、「関東氷帝」までの作りになってなかったのではと思いますが。全国がスケスケだぜ…

全体的にキャストのみなさんは素晴らしく、自分が疑問を感じるのは脚本と歌の部分だと思います。

 

ここまで色々と辛口っぽいことも書きましたが、自分としてもある程度初代氷帝の亡霊であることを理解しているので、それと比べすぎて初代アゲしてるかもしれないです。それについては根深すぎて、やはり私が最初に愛したのは初代ですし、もう冷静な考察・判断は出来ないですごめんなさい…

新しい「テニミュ」の形に挑戦していると思うので、昔と変わっていくことはある種必然であるし、そうしていかないと後世に残していけないのもわかります。

しかしながら今回あの頃には戻れないことを自覚してしまった寂寥感がすごかったです。

推せるときに推せというのは本当で、いくら懐かしんでも帰ってきませんし、時代は進んでいくんですね。その狭間で感情がウワーーーーーーーとしっちゃかめっちゃかになりました。

久々に初代を見返して、”この時が最高によかった”と思う気持ちもありつつ、でも”今”が決して悪いというわけではなくて…良し悪しじゃなく、変わりゆく事象を自分がどう受け止めるかという問題なだけなのかと思います。それが難しい

もう一度みるので、その時また確かめてきます!!